なぜ企業ブランディングに力を入れるのか？

ブランド力を高める

企業のブランドを構築し、価値を高める「企業ブランディング」。商品だけでなく、企業全体のイメージを向上させることを言います。

ただ単に商品の性能や価格をアピールする宣伝活動とは違い、企業ブランディングは商品の根底に流れる企業の考え方を消費者へと伝える役割を果たします。そして今、多くの企業がこの「企業ブランディング」に力を入れているのです。

企業が企業ブランディングに力を入れる目的はなんなのでしょうか。まずひとつめは単純に企業のブランドを消費者に覚えてもらうという点が挙げられます。社名やロゴを変更してアピールしたりするのも企業名を覚えてもらうための企業ブランディングのひとつです。

特に、ただ単に企業名を覚えてもらうのではなく、ある特定のイメージとともに覚えてもらうことで、企業のブランド力は高まります。他社と似たような商品を販売している場合、消費者に自社の商品を選んでもらうには、何らかの差がなければなりません。そんな時、企業ブランドがしっかりと認知されていれば、消費者は自ずとそちらの商品を選んでくれるでしょう。

誇りを持って働ける企業

そして二つ目が、明確な意志のある企業で働くことにより、従業員のモチベーションをアップさせるという点です。従業員が誇りをもってその企業で働くことで、顧客にとってさらに良いサービスを提供することにつながり、業績アップへと影響していくでしょう。

三つ目は、誇りを持って働けることによる採用への影響です。就職先を探している学生や若手は、どうしてもイメージで就職先を選びがちになります。そういった場合、イメージの良い企業は優秀な人材を確保しやすくなります。

特にBtoBやニッチな事業内容の企業は、知名度も低いことが多いです。いかに企業ブランディングをしっかりしておくかが採用効果に影響します。

このように、企業ブランディングは、行うことによって多くのメリットを生み出します。これらのメリットを得ることを目的として、多くの企業が企業ブランディングに力を入れているのです。